『SPL 狼よ静かに死ね』(原題:殺破狼)

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  • 葉偉信(ウィルソン・イップ):監督 甄子丹(ドニー・イェン):主演、動作監
  • ドニー師父がアクション監督を務めた、「本格派フィルムノワール」(Yahoo!映画より引用)」
  • ドニー師父とサモ・ハン師父の格好良さが爆発。ちゅーか、サモ・ハン師父が反則的に格好良い悪役を披露している。
  • 原題の殺破狼(シャ・ポー・ラン)は、中国占星術で反乱を司る「七殺」「破軍」「貪狼」を表しており、それぞれ、ポー、マー、チャンの3人を現している。
  • チャン(サイモン・ヤム):裏社会のボス、ポー逮捕に執念を燃やすため、証拠の捏造や証人の口封じなど、汚い手を使う特別重犯罪捜査班チームの主任。しかし、本来は部下への情に厚く、ポーに親を殺された娘を養女にして育てるなど、男気をみせる、デカ長・ザ・デカ長(捜査官だけど)。脳に悪性の腫瘍があり、いつ死ぬか分からない。渋くて良い役所。私的に今回のメイン主役だと思う。そしてヒロインか(萌えない)
  • マー(ドニー・イェン):脳の腫瘍のため、退職せざるをえないチャンに変わって、捜査班の主任になるためにやってきた、伝説の武闘派刑事。最初は他の捜査班からけっこーハブにされていたし、チャンの強引なやり方に憤りを感じていたが、チーム全員の男気を見せられ次第に彼らにたいして情を感じ、彼らのために戦うことを決意。過去に殺人犯をグーパンで殴り飛ばし、脳障害を負わせた過去をもつ。
  • ポー(サモ・ハン・キンポー):香港裏社会のボス。目的のためならどんな汚いことでもする、冷酷で破壊的な男。しかし、妻や子供への愛情は人一倍もっている。
  • ジェット(ウー・ジン):ポーの下で働く殺し屋。ポーを敬愛している。殺人にについては特に悪いとも何とも思っていない、狂気が入り交じった男(らしい)。仕事をキッチリこなす、有能な人。
  • ワー、サム、ロク:チャンの部下の特別重犯罪捜査班チームの捜査官。ワーさんは切れやすく、暴力的な人。むしゃくしゃすると物を壊す。サムは、「10年前に別れた娘と今度会う」という、見事な死にフラグを早々打ち立てた、今作品の死にフラグ王。ちょっと攻殻のトグサ似。ロクはクールな捜査官。調達屋。サタスペでいうならマネージャー。どの刑事も一癖もふたクセもあり、チャンの下で犯罪者を冷酷に追いつめるが、実は男気あふれる奴ら。
  • 以下感想
  • ドニー師父登場シーン。いちいち立ちポーズが格好つけで、おかしい。格好いいんだけど、笑える。そんな複雑な想い。いや、でもアクションはもうカッコイイの一言です、ド兄!
  • 単純な格好よさなら、ド兄より上のサモ・ハン師父。さすがの貫禄。
  • マーをのぞく、チャンたち4人に囲まれリンチを受ける、ポーの部下=アクション・バカ谷垣健治氏。可哀相な役どころ(涙)。しかし、その衣装、ピエロっぽいっすね
  • ド兄とサモ・ハン師父の対決。目玉になっているだけあって、すごいと思った。
  • ド兄、動きはやいなー。あと、ジャンプ力とキックの技が綺麗だと思ったです。
  • 全体的に暗めな印象は、ラストまで続く……。いや、正直あそこまで続くとはムニャムニャ……
  • 最後まで、女っ気がないのが好感。面白かった。アクションも格好よくて好き好き。