まるごと一冊冒険企画局!

  • 新紀元社様より、Role & Rollの別冊として『まるごと一冊冒険企画局』が発売されました。ワーイ!
  • この本は、1987年から活動している冒険企画局の新旧コンテンツに関する、さまざまな記事が載っているものです。コラム、リプレイ、シナリオ、追加ルール、小説……本当にいろいろな記事がいっぱいです! 冒険企画局のゲームファンのみなさま、ぜひ読んでやってくださいませ。
  • ろくごまるに先生執筆による『ピーカーブー』の小説や、近藤局長の『やっぱりRPGが好き! 特別編』、『シノビガミ』の読者投稿リプレイに『迷宮キングダム』のキャンペーンシナリオ、『ハンターズ・ムーン』のモンスター図鑑などなど、すごい記事のオンパレードなのですが、その中でも今回は『サタスペ』の記事を紹介させていただきましょう。
  • サタスペ』の記事は、遊侠(テーブル・パンク)に関するエクスパンションが掲載されています。このエクスパンションを使うと、亜侠ではなく、遊侠、またはただ単に「ゲーマー」と呼ばれるキャラクターを使ってゲームを遊ぶことができるのです。遊侠とは、『サタスペ』世界の重度なテーブルトークRPGの愛好者たちであり、テーブルの上での冒険だけでは飽き足らなくなった者たちです。彼らは、古今東西のゲームの力を引き出して、様々な冒険に立ち向かいます。……例えば『マイトレーヤ』の力を操る遊侠は、移動力を残しておくとそれを使って命中判定やセーブ判定の難易度を下げる【戦闘機動】が使えます。また『ファイティングファンタジー』の力を操る遊侠は【運試し】で異能の力を無効化することができるのです! スピークイージーも「きみは、ルーニーだったね」とか「今回は、結構スタンダードなプレイだったね」みたいな感じで、いわゆるゲーマーとしてのノリを評価しあったりします。ゲーマーがゲーマー自身のロールプレイをどのように行うか、ちょっと面白そうだと思いませんか?
  • ちなみに、この記事のタイトルは『NO GAME! NO GAME!! NO GAME!!!』。「これはゲームじゃない」みたいな意味もあったりするんですが、元ネタは、GEN CONでの張り紙です。ぼくらの泊まったホテルは、すごく立派だったんですが、豪華なロビーやその床は、無数のゲーマーたちとゲームで埋め尽くされていました。そんな中、レストランだけが「NO GAME!」の張り紙をして、規律を守ろうとがんばっていたのです。しかし、やはり規律は守れなかったのか、イベント2日目には張り紙の文字が「NO GAME! NO GAME!!」となり、最終日には「NO GAME! NO GAME!! NO GAME!!!」となっていました。どんなときでも、どんな場所でもゲームを遊ぼうとする人たちにちなんで、この記事の名前は『NO GAME! NO GAME!! NO GAME!!!』になりました。

まるごと一冊冒険企画局 (Role & Roll Extra)

まるごと一冊冒険企画局 (Role & Roll Extra)